島根県のリフォーム助成金とは?申請方法と活用例を解説

島根県で住宅リフォームをお考えの方、朗報です。
島根県では、子育て世帯や高齢者の暮らしを支援するため、「しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業」を実施しています。
この助成金を利用することで、安心してリフォームを進めることができます。
今回は、この助成事業の概要や申請方法について、具体的な事例を交えながら解説します。申請に必要な書類や手続きの流れ、注意点なども詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業の概要と申請資格
助成対象となるリフォームの種類
本事業では、主に以下の3種類のリフォームが助成対象となります。
・子育て配慮改修:子どもの安全・安心を確保するためのリフォームです。
具体的には、手すり設置、床材の変更、収納スペースの確保などがあります。
小さなお子さんを持つご家庭では、転倒防止のための床材の変更や、手の届かない高い場所に収納する工夫などが有効です。
・バリアフリー改修:高齢者や障がいのある方が安全で快適に生活できるよう、段差解消、手すり設置、トイレ改修などを行います。
例えば、段差解消のためのスロープ設置や、車いすでも使いやすいトイレへの改修などが挙げられます。
・部分的耐震改修:昭和56年5月31日以前に着工された木造住宅(階数2階建て以下)を対象に、寝室や居間などの一室だけでも、部分的に耐震補強するためのリフォームです。
耐震診断を行い、改修前の上部構造評点が1.0未満であること、改修後に部分的耐震性能を有することまたは住宅全体の上部構造評点が1.0以上であることが条件です。
申請資格の詳細条件と確認方法
申請資格は、リフォームを行う住宅が島根県内に所在する既存住宅であること、賃貸住宅でないことが条件です。
昭和56年6月1日以降に着工された住宅は、そのまま申請できます。
昭和56年5月31日以前に着工された住宅は、耐震診断が必要となります。
耐震診断により耐震性を確認できた住宅、または一定の耐震改修を併せて行う住宅が助成対象となります。
申請資格の確認方法は、島根県建築住宅センターへお問い合わせください。
助成金の金額と加算条件
助成金の金額は、対象工事費の1/4以内です。
ただし、以下の条件に該当する場合は、助成額に加算額が加算されます。
・子育て世帯とその親世帯が同居・近居する場合:10万円加算
・一定の耐震改修を行う場合:30万円加算(部分的耐震改修の場合、この加算はありません)
・空き家バンク登録住宅を購入して改修する場合:10万円加算
加算条件は重複して適用される場合があります。
申請に必要な書類と手続きの流れ
申請に必要な書類は、事業の案内に記載されているものを準備してください。
手続きの流れは、以下のとおりです。
1: 申請書類の提出:必要書類を揃えて、島根県建築住宅センターへ提出します。
2: 審査:提出された書類に基づき、審査が行われます。
3: 交付決定:審査の結果、助成金の交付が決定されます。
4: 工事実施:交付決定後、リフォーム工事を開始します。
5: 完了報告:工事が完了したら、完了報告書を提出します。
6: 助成金の交付:完了報告書の審査後、助成金が交付されます。
□しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業の活用方法と注意点
申請前に知っておくべきこと
申請前に、以下の点を必ず確認しておきましょう。
・対象となるリフォームの種類と条件
・申請資格
・申請に必要な書類
・申請期間(令和8年2月13日まで、予算がなくなり次第終了)
・問い合わせ先
他の補助金・助成金との併用について
本事業と他の補助金・助成金の併用については、各事業の事務局へお問い合わせください。
国が実施する支援事業(住宅省エネ2025キャンペーン、住宅エコリフォーム推進事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業、既存住宅における断熱リフォーム支援事業など)との併用も検討できます。
また、中古住宅を購入して子育て配慮改修を行う場合は、「フラット35」地域連携型(子育て支援)の利用も可能です。
まとめ
今回は、「しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業」について、概要、申請資格、申請方法、注意点などを解説しました。
申請を検討されている方は、島根県建築住宅センターへお問い合わせの上、必要な情報を事前に確認し、スムーズな申請手続きを進めてください。
助成金の申請期間は令和8年2月13日までですが、予算が無くなり次第終了となりますので、お早めの申請をお勧めします。
対象となるリフォームの種類や加算条件なども確認し、ご自身の状況に合った活用方法を見つけてください。