バルコニーの適切な広さとは?実測方法と目安面積をチェック

マンションや戸建て住宅を選ぶ際、バルコニーの広さは重要な検討事項です。
快適な生活を送るためには、バルコニーでどのような活動をするのかを事前にイメージし、それに合った広さかどうかを確認することが大切です。
そこで、今回はバルコニーの広さの目安と、その大きさを測る方法について解説します。
バルコニーの広さの目安
洗濯物を干すなら2平方メートル以上
バルコニーで洗濯物を干すことを想定する場合、最低でも2㎡以上の広さがあると快適です。
2平方メートルあれば、一般的な洗濯物干しスタンドを置くことができ、家族分の洗濯物を十分に干すことができます。
ただし、大型の洗濯物や布団を干す場合は、さらに広さが必要となるでしょう。
バルコニーの形状によっては、洗濯物が干せるスペースが限られる場合もありますので、注意が必要です。
例えば、細長いバルコニーの場合は、洗濯物が干せるスペースが限られ、効率よく干せない可能性があります。
また、手すりや壁などの構造物も考慮する必要があります。
テーブルと椅子を置くなら4平方メートル以上
バルコニーでくつろいだり、食事をしたりしたい場合は、4㎡以上の広さがあるとテーブルと椅子を置くことができます。
4平方メートルあれば、二人掛けのテーブルと椅子を配置しても、十分なスペースを確保できます。
ただし、テーブルや椅子のサイズ、その他置きたいものによっては、さらに広いスペースが必要になる場合もあります。
また、バルコニーの形状によっては、テーブルと椅子を置いても、十分なスペースを確保できない可能性があります。
形状や構造物で有効面積が変わる
バルコニーの広さは、単純な面積だけでなく、形状や構造物によっても大きく変わります。
例えば、長方形のバルコニーと正方形のバルコニーでは、同じ面積でも使い勝手が異なります。
また、手すりや壁、植栽などがバルコニーの有効面積を狭める場合もあります。
そのため、バルコニーの面積だけでなく、形状や構造物も考慮して、実際に利用できるスペースを正確に把握することが重要です。
特に、角型のバルコニーは、角の部分が利用しにくい場合があります。

バルコニーの大きさはどうやって測る?
建築図面の数値を確認
最も正確なバルコニーの大きさは、建築図面に記載されている数値を確認することでわかります。
建築図面には、バルコニーの面積だけでなく、長さや幅などの寸法も詳細に記載されています。
図面を確認することで、バルコニーの形状や構造物も把握できるため、より正確な広さ感を把握できます。
ただし、図面の見方によっては、専門知識が必要となる場合もあります。
不動産情報の数値を確認
不動産会社から提供される物件情報にも、バルコニーの面積が記載されています。
しかし、不動産情報に記載されている面積は、必ずしも正確な数値とは限りません。
概算値である場合や、構造物などを考慮していない場合もあります。
そのため、正確な面積を知りたい場合は、建築図面を確認するか、自分で実測する必要があります。
また、不動産情報に記載されたバルコニーの面積が、実際に利用できる面積と異なる場合があります。
メジャーで実測する
最も確実な方法は、メジャーを使って自分でバルコニーの大きさを測ることです。
メジャーを使ってバルコニーの長さと幅を測り、それらの数値を掛け合わせることで、バルコニーの面積を計算できます。
ただし、バルコニーの形状が複雑な場合は、正確な面積を計算することが難しい場合があります。
また、手すりや壁などの構造物がある場合は、それらを考慮して正確な面積を算出する必要があります。

まとめ
今回は、バルコニーの広さの目安と、その大きさを測る方法について解説しました。
バルコニーの広さは、洗濯物を干せるか、テーブルと椅子を置けるかといった具体的な使用イメージと関連しており、2㎡や4㎡といった目安はあくまでも参考です。
正確な広さを知るためには、建築図面や不動産情報を確認するだけでなく、必要に応じてメジャーで実測するなど、複数の方法を併用することが重要です。
ご自身のニーズに合ったバルコニーを選ぶために、これらの情報を活用してください。