築60年弱の戸建てリフォーム

断熱性能UPをメインに、耐震補強・キッチン交換
夏暑く冬寒い…。M様と最初にお会いした時、こういったお話しを伺いました。
“真冬は家の中で息が白くて、夏は就寝中に暑くて打ち水をしに起きるんだよね…。”
最近の家屋は断熱性・気密性がとても良いのですが、少し前の日本家屋は隙間風やら断熱材が入ってないやらで、寒さ・暑さとの戦いです。
ウチの実家もまさにそうでした。
初夏には縁側の隙間から笹が出てきたり、冬は隙間風が寒いのなんの。
M様のご要望は下記の通りでした。
①断熱を良くしたい
②耐震補強
③和室を洋間化
④キッチンの交換
①断熱性能の向上
夏の暑さと冬の寒さの解消のため、各窓に内窓設置・玄関と勝手口の扉交換、入れられる部分には断熱材を入れました。
寒さと暑さがダイレクトに入ってくるのが窓です。
この窓に内窓を付けるor窓自体を交換のどちらかで、断熱性能はUPします。
*内窓…メリットは断熱・防音がUP
デメリットは窓の数が倍になるので、開け閉めと掃除手間が増える
*窓自体交換…メリットは内窓の様に開け閉めや掃除手間が増えない、断熱性能UP
デメリットは、内窓設置に比べてコストがかかる
②耐震補強
耐震補強をしっかりするには、通常は柱を残して壁を解体・補強後に壁を起こす、という作業が必要となります。
ただそこまですると費用が嵩んでしまうため、今回は設計士さんに図面を確認してもらい、図面上で構造計算をしてもらいました。
その上で、補強が必要な部分に金具や材木を足し、補強をするという施工をしました。
③和室を洋間化
何部屋も和室があったので、一部屋を残して全て洋間化(フローリング仕上げ)をしました。
ベッドを置いたり、掃除面を考えるとやはり洋間化した方が良いな、と言われることが近年とても増えています。
④キッチンの交換
キッチンはTOTOの食洗器付きのキッチン交換し、合わせてレンジフードも設置しました。
DKはフローリングの上にウッドタイルを上貼りして仕上げています。
ウッドタイルは、弊社お客様に多く採用していただいている材料です。
*メリット…傷や汚れに強い、既存の床に上貼りできるため、床の解体が不要
*デメリット…フロア材に比べて、少し冷たい感じがする









工事期間は6月初め~8月初めの約2か月間でした。
お盆に間に合わせる事が出来て、良かったです(^^)/
まだまだ残暑が続き、このままだと秋を飛び越して冬が来そうですが、暑い日も寒い日も快適に過ごして頂けると良いなと思っております。
M様、ご依頼ありがとうございました。