投稿日：2024.02.22

快適で暮らしやすい家づくりがしたいとお考えの方の中には、掃除を楽に済ませたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
掃除が楽な家であれば、掃除に充てる時間を他のやりたいことをする時間に回せます。
本記事では、掃除が楽な家のポイントと、場所別の掃除が楽になるポイントについてご紹介します。

□掃除が楽な家のポイント

1.平らで凹凸の少ない間取りを選ぶ

住宅内に多くの凹凸や段差が存在すると、それが掃除の手間を増やすことになります。
また、角が多いほどホコリや汚れがたまりやすくなります。
住宅のデザインや間取りを検討する際には、日常のメンテナンスがしやすいかどうかも考慮しましょう。

2.コンセントの配置を検討する

掃除機をかける際に、コードを伸ばすのが煩わしいと感じることがあります。
掃除のしやすさにはコンセントの位置と数が大きく関与します。
住宅の詳細な設計を検討する際には、掃除機をかける場所を具体的に想像し、必要な位置や数のコンセントがあるか確認しましょう。

3.洗濯と掃除の流れを考慮する

洗濯機のある脱衣所や洗面所の配置は、洗濯や掃除の家事動線に影響を与えます。
キッチン、脱衣所、洗面所をできるだけ近くに配置すると、家事動線がスムーズになり、掃除がしやすくなります。

4.見せない収納や専用の収納場所を確保する

最近は、見せない収納や隠す収納が注目されています。
掃除用具に関しても同じことが言えます。
掃除用品やフローリングワイパー、コードレスクリーナーなどは、事前に専用のスタンドやフックを設けておくことで、定位置が明確になり、部屋が雑然としないように工夫しましょう。

□場所別の掃除が楽になるポイント

掃除しやすい家にするためのポイントを場所や設備ごとに紹介します。

1.リビング
壁紙の選定は、汚れが目立ちにくいグレージュカラーや無地の壁紙がおすすめです。
ただし、デザイン性と掃除のしやすさのバランスを考慮することが重要です。
凹凸のないシンプルな空間ほど、掃除がしやすくなります。

2.キッチン
ホーロー素材のキッチンは、汚れが染み込みにくく、拭き掃除が容易なホーロー素材のキッチンを選ぶと良いでしょう。
自動洗浄システム付きのレンジフードは、掃除が簡単で清潔なキッチンを保つために便利です。
タッチレス水栓は衛生的で、手を触れずに水を出せるので清潔さを維持しやすいです。

3.照明
ダウンライトの導入により、シンプルで凹凸がなく、埃がたまりにくい特徴があります。
掃除しやすい照明スタイルとして人気です。

4.収納
ファミリークローゼットや土間収納、シューズクロークなど、効率的な収納スペースを確保しましょう。
持ち物の量に合わせて収納計画を検討し、雑然とした雰囲気を避けましょう。

5.水まわり設備（お風呂・洗面所・トイレ）
ホーロー素材のトイレは、拭き掃除が容易で長く使えます。
タッチレス水栓、浮遊式トイレは掃除しやすく、清潔感を維持しやすいです。
サニタリーフロアの床材は、耐水性、耐汚染性に優れ、水分が浸透しにくい素材を使用することがおすすめです。

□まとめ

掃除が楽な家のポイントは、平らで凹凸の少ない間取りを選ぶ、コンセントの配置を検討する、洗濯と掃除の流れを考慮することが挙げられます。
場所ごとの掃除しやすくなるポイントを考慮することで、掃除が楽で清潔な住環境を維持しやすい家を実現できます。
本記事が掃除が楽な家のポイントについて理解を深める参考になれば幸いです。